長門湯本温泉

長門湯本温泉は、山口県北西部に位置し、周囲を山々に囲まれた谷あいにある小さな温泉街である。
昭和58年をピークに約30年にわたり宿泊者数は減少。
平成26年には創業150年の老舗ホテルが廃業し、温泉街に遊休地が広がり更に厳しい状況に陥った。長門市は温泉街だけでなく市全体の危機と捉え、廃業ホテルの建物を解体して土地取得を決意。星野リゾートを誘致するなど、遊休地を活用した再生に乗り出した。
平成28年に星野リゾートと協働で温泉街再生のためのマスタープランを策定。行政が見合う事業投資を検討するという逆転の発想で、圧倒的なランドスケープデザインにより“ そぞろ歩きが楽しめる温泉街” を実現し、全国温泉地ランキングトップ10入りの目標が掲げられた。温泉街の整備は、プロジェクト司令塔や建築・ランドスケープ・夜間景観・交通・観光・金融・広報の専門家、地元有志で構成され実務検討を担うデザイン会議と意思決定を担う推進会議を組成。公共投資主導ではなく官民での事業推進体制を構築し、平成29年から本格的に着手した。
3年に渡る整備を経て、魅力的で非日常を味わえる温泉街へと変貌を遂げ、新たな観光地として生まれ変わった。

所在地:山口県長門市

​地区面積:304ha