Co-Housingとは、公でも私でもない「共」の空間を、入居者や近隣の人びとが共有する住まいである。道路沿いの5ｍの前庭は毎月開催される「タマデンMarche」のスペースとなり、エントランスホールはまちのギャラリー、ラウンジはまちのリビング、コ・ワーキングスペースはまちのオフィスとなる。周辺環境への配慮と店舗面積の最大化のため敷地を２分割し、２棟の間に中庭を設けて人びとを誘う空間構成である。南棟の２・３階はSOHO付きなど多様な世帯に対応した５つの賃貸住宅。パッシブハウスの認定基準レベルの断熱と木製雨戸の日射遮蔽により省エネと快適性を実現している。