まちづくり
  • 十津川村の復興支援
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  • 奈良県十津川村
  • 十津川村の復興支援
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奈良県最南端で急 峻な山々に囲まれた秘境の村は、2011 年 9 月の「紀伊 半島大水害(2011 年台風 12 号豪雨災害)」からの復興 に取り組んできた。 被災前から林業を核とした村づくりを目指していた 十津川村は、復興公営住宅・被災者の自立再建住宅の モデルとなり、林業振興に貢献するための「十津川村 復興モデル住宅」を建設した。 モデル住宅には、十津川の気候風土や景観、生活様 式への配慮だけでなく、十津川杉の魅力を最大限引出 し、省エネ、高性能、低コストであることが求められた。 設計者チームは、設計に先立って十津川の住まいづ くりの所作を理解するために、民家調査、十津川大工 とのワークショップ、住民ヒアリングを繰り返し行っ た。年間降水量が約 2300 mmときわめて多く、急斜面に 沿って建てられる十津川の民家は独特の建築様式があ る。また神道の家が多く、神棚や先祖の位牌を置く場 所が重要視されるなど、多くの知見が得られた。 十数人の十津川大工と民家調査の写真を基に議論を 重ね住まいづくりの所作 を 25 項目に整理、共有した。また、省エネなど現代の 住まいづくりに必要な新しい手法もこれに加えた。
プロジェクト概要
建築主
奈良県十津川村
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